同じアホなら踊らNIGHT『TOKYO BOOTLEG CIRCUIT'15』at 渋谷 感想

7.11の土曜日は、渋谷のライブハウス9会場、CHELSEA HOTEL、STAR LOUNGE、WWW、Milkyway、CYCLONE、GARRET、THE GAME、gee-ge.、JUMPを使って昼から夜まで行われるサーキットライブイベント『TOKYO BOOTLEG CIRCUIT』に行って参りました。

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特に写真撮ってなかったのでリストバンドだけでもw

このイベント、バンドもジャンルは様々だし、アイドルが多数出演、アニソンDJタイムや、アニソンを歌ってる歌手がバンドセットで出たり……と、なかなかいい感じに仕上がってるライブイベントになっており、個人的に去年に存在知ってから来年は絶対に行くと決めていたイベントでもありますw
アイドルを毛嫌いしてるということは全くないのですが、ただまぁ、さすがにこういうイベントに行かないと、アイドルのライブにわざわざ時間とチケットをとって行く……ということもなかなかないので。

で、この日は初めから躓いてコケたんだんだよな……13時スタートだと思ってたら12時半スタートだったんだよね……いやまぁ自爆じゃんって話で仕方ないんですけど。実際、普通に歩いてても何もないとこでコケるタイプの人間だからな。俺はコケたらメソメソしてしばらく起き上がりたくない人間なんだぞ……次から気をつけたい……。

さて、まず見たのはSECRET 7 LINE at CHELSEA HOTEL
いやぁもうさすがと言わざるを得ない。彼ら主催のシクフェス、野外で大規模にやる日も近いのではないかと思わされた。
音の勢いと重さとキャッチーなポップさが凄く心地よく、フロアを沸かせるライブ力も兼ね備えていて、最早貫禄すらある。結成からまだ10年と経ってないよな……すげえ。見ていて凄く面白いバンドの1つです。

次はバックドロップシンデレラ at CYCLONE。
ライブスタートまでにパンパンに詰まったCYCLONE。後で入場規制入ったことを知ったが、本当にパンパンだった。人気あるんだなぁ。
フロアはバンドの音合わせの段階から盛り上がっていて熱気が充満し、ライブが始まると爆発……最初から最後まで熱狂という言葉が相応しいライブだった。
バックドロップシンデレラの楽曲って、自分は楽しさと共にどことなく哀愁を感じるのだけど、それがテンションを引き上げる絶妙なフックにもなってるのかな、とも感じた。
歌詞にもそんなようなこと言われてるけど、まさに踊ったもん勝ち。それをガッツリ証明するライブでした。そして、終わった後、その場でしばらくぼーっとしてたんだけど、汗やらなにやらでフロアの床がしっとり濡れていて、おお、凄かったんだなと改めて思った。ウンザウンザ!!

CHELSEA HOTELに戻ってJAWEYE。
今やラウドミュージックとダンスミュージックの融合は若いバンドには珍しくないが、その中でも抜群のポップさを発揮してる(と俺が思ってる)のが、このJAWEYE。
フロアもツーステの嵐で、さすがに若い子に人気あるなぁ。今後にも期待大です。

そのままCHELSEA HOTELに居座り、打首獄門同好会。
こちらもバックドロップシンデレラのように、スタートまでにパンパンに詰まる。やはり入場規制が入ったとのこと。見たかったバンドの中で入場規制が入ったバンドを2つともしっかり見れたのはよかったなw
そんなわけで、こちらも音合わせ段階からフロアは大盛り上がり、始まったら大爆発。更にうまい棒バラマキw 反則だよw それ自体面白かったけど、パンパンでテンションの高いフロアを飛び跳ねるうまい棒は、それぞれの手に渡るまでに粉々で、それでまた笑ってしまったw
そんなうまい棒がこの日のライブをよく現していると言っていいw 激しくて、面白くて、ひたすら楽しい。いいライブでした。

次に見たのはKAGERO at THE GAME。
歌のないインストだけど、なんというか、思いっきり華があるバンドだよなぁ。音もそうだし、ライブパフォーマンスもそう。
歌がないから、わかりやすいメッセージみたいなのは感じ辛いんだけど、身体を突き動かす衝動みたいなモノがあって、歌がない分、ライブではその衝動がフロアにシンプルに伝わる感じ。
めちゃくちゃかっこよかった。また見たい。

GARRETに移動してスサシことSPARK!! SOUND!! SHOW!! 。
ちょっと時間危なかったけど、スタートにギリギリ間に合ったw
この日もガッツリ楽しいライブを披露。MCもそうだけど、音楽の方でもしっかりと笑顔が溢れるいいバンドだよなぁと思う。
それでまた締めるとこはちゃんと締めるつーか。ライブでの『dararatt』の始め方、面白いけどめっちゃかっこよくもあって、めっちゃ好きです。そして『スサシのマーチ』はブチアガる。かっこいい。
7.31の下北SHELTER、なんとか行きたいなぁ。

最後はMilkywayにてDALLJUB STEP CLUB。
これが、めちゃくちゃ凄くて圧倒されてしまった。
Dubstepとか、そういうクラブとかで流れるような音楽をバンドというフォーマットに落とし込んで、テクノロジーと……生の感触とでもいうか身体性とでもいうか、それを融合してDALLJUB STEP CLUBの音楽として提示してくる。その切り口がまたかっこいいし、それをライブで見るとまたたまらないモノがある。あぁ「イケてるバンド」ってこういうことを言うんだなぁとまざまざと実感させられた。興味ある人はとりあえずYouTubeで『Future Step』のMVが公開されてるので、まずはそちらからどうぞ。
あのドラムを目の前で、リアルタイムに見るのたまらないですよ。鳥肌立つかと思ったもの。そういうのも含めてめっちゃ楽しいライブだった。またライブ見たいなぁ。

と、いろんなバンド見せてもらったけど、共通してたのはフロアと目一杯楽しもうとする姿勢、だったかなぁ。楽曲そのものもそうだし、パフォーマンスもそれぞれがそれぞれに、いろんなアプローチで、いろんな工夫をして、ライブを一緒に楽しもうという姿勢が見えた印象。冷静に考えるとどんなバンドでもそうだと思うのだけど、この日はなんとなくそれを強く感じた。
感想書いた以外のバンドもチラチラ見てて……その、空回りというか、踊れーっつってるけどそれじゃフロアも反応できんだろ、みたいなバンドもいたりした……まぁそれも含めてライブ、ライブハウスという空間を考えた部分があって、そういう部分でDJの人たちはこういう視点でライブハウスにいるのだなぁという部分が少しだけ感じられた気がした。思えばDJって、フロアを楽しませることには絶対に手を抜かないよな。なんにせよ非常に面白かったです。

あと、バンドの人がちょくちょく、こういうサーキットイベントでは自分たちが選ばれたことが嬉しい、というようなことを言っていて、なるほどなぁと。自分たちは何気なく選んでるだけだけど、選ばれる方はそうだよなぁと。いろんなとこでいろんな魅力のライブが行われていて、その中からただ1つ自分たちが選ばれた、というのは確かにそれだけで嬉しいかも。
また、既に書いたけど入場規制の入ったライブも結構あったらしく。どこもそんなに大きくはないから仕方ないかw 自分は、目当てのバンドが入場規制が入って見られないということがなくてよかった。遅刻して終わってて見れなかったなら諦めつくけど、入場規制でフロアに入れず見られないは辛いもんなぁ……。自分は今回たまたま上手くいったけど、こういうサーキットイベントは早め早めに動いておきたいな。

というわけで、いろんなジャンルのバンド……しかしある種の共通点も感じる、非常に楽しいサーキットライブイベントでした。来年もあったら、また来たいなぁ。
惜しむらくはアイドルを全然見れなかったこと。特に、ゆるめるモ! は見たかった……。今年中になにかしらのアイドルのライブをライブハウスで見てみたいなぁ……。つーか、あとで気づいたんだけど、xxx of WONDER岸田メルさんがこのイベントにいたのな! 16時半でバックドロップシンデレラと丸被りなので、事前に知っていても難しかっただろうけど「ライブハウスの岸田メル」、見たかったなぁ。