激情と祈り 2015.5.24『BRAHMAN TOUR -Hands and Feet 8-』at 豊洲PIT 感想

BRAHMANのライブを見に豊洲PITに行ってきました。

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会場の豊洲PITに着いたのは19時前だったけど、夕焼けが綺麗でした。
ライブによく行くようになってから、1度は絶対に来たかったBRAHMANのライブ。しかもワンマン。ワンマンの空気感……の話はもういいかw
でも、ワンマンはやっぱりよい。

自分がBRAHMANに出会ったのは高校の時。例のごとくメロコア/ハードコアが隆盛の時代。今も絶対の唯一無二の存在感があるけど、当時から音源やMVからもそういった雰囲気は出てたなぁ。メロコア、ハードコア、エモコア、ミクスチャー……いろいな要素を取り入れつつも、どうやってもBRAHMANであることが変わらないというかね。
高校の時は自分もバンドやってたんだけど、コピーのレパートリーの1つはBRAHMANでした。定番の『SEE OFF』と『ANSWER FOR...』ねw 本当は『BEYOND THE MOUNTAIN』がめちゃくちゃやりたかったんだけど、当時から『Grope Our Way』は品薄で手に入らなかったので……。

と、そんな感慨を覚えつつ会場に入ると、まず思ったのが豊洲PITでけえ……! 初めての場所は一応サイトとか見てから行くんだけど、大体想定より小さいことが多い。が、豊洲PITは想定してた以上にでかかった。
周りを見渡すと自分と同じようにオッサンオバサンがチラホラする中、若い子も結構いる。こういった長いキャリアのバンドは小さい子供を連れた若い親子連れとかいるんだけど、この日は割と大きめの(小学生高学年〜中学生ぐらいの)子供さんを連れてる親子もいて……おお……そういうパターンもあるかと驚いたw
まぁそんなこんなでSEが始まってバンド登場。のっけからバンドもフロアもバッキバキの全開だった。
今でもおそらくライブの定番曲であろう『SEE OFF』と『BEYOND THE MOUNTAIN』はテンション上がりまくったし、『BASIS』と『ARRIVAL TIME』では……ちょっと泣いたw
BRAHMANは、音源からでもヒリヒリするような緊迫感と激情を叩きつけながら、同時に祈りを捧げるような高揚感と優しい音をも鳴らしていて……ライブではそれを何倍にも膨らませてオーディエンスにぶつけてくる。『ARRIVAL TIME』の叫びの響きにはクラクラする思いで、涙腺崩壊するところだった。
そして、この日はラストナンバーが『ARTMAN』。もう本当にかっこよすぎて感涙モノ。
殆ど止まることなく、本当に一気に最後まで駆け抜けたライブだったけど、途中で少しだけTOSHI-LOWさんのMCがあって「いい試合だった。どっちが勝ったか負けたかなんてわからないけど、いい試合はいい相手がいないと成立しない。俺らはいいバンドになれてたかな。わからないけど、いつかその答えが聞きに行きたいな」というようなことを言ってた。
いいライブだった、みんなはどうだった? という意味なのかな。
徹頭徹尾いいライブでした。

と、これまでライブに来なかったことを後悔させられたバンドがまた増えた。
しかし、音楽は昔から好きなのに、何故こないだまでライブとか別にそんなに見なくていいし……なんて思ってたんだろうな。20くらいまではちょくちょく見てたので、ライブの楽しさを知らなかったわけでもないんだけども……。
まぁでも、若い時はひねた見方とかしてたのはあるかもしれない。オッサンになると凝り固まる部分は確実にあるけど、こんな風に素直になる部分も出てくる。年食って丸くなったとも言うかw とはいえ、そもそも角張ってた部分が意味わからんので、丸くなるもクソもないという話だw
ともかく、昔から好きなバンドがあってチャンスはあるのにライブに行ってない人、もしいたら悪いこと言わないからライブに行っておいた方がいいです。バンドがなくなってから嘆いても遅い……本当に。
まぁいいや、そんなわけでBRAHMANのライブ、また絶対見たい……つーか、いつか『ANSWER FOR...』と『ROOTS OF TREE』をライブで見るまでは死ねないと思ったw