2015.3.14『SPREAD pre. “魂疾走”』 at 下北沢ReG

この日はJ1第2節、14時からFC東京横浜Fマリノス@味スタ……つまり、(まだ一応)応援しているチームであるFC東京のホーム開幕戦を見てから、魂疾走に向かう予定だったのですが……プリパラ見てから横になったら寝ちゃったぷり。みれぃかわいいぷり。
起きたら16時半過ぎてたので試合テレビ中継ですら1秒も見れなかったし、なんか割とショックでボケッとしてたら今度はライブのスタートの18:30に間に合わぬというgdgdっぷり。みれぃかわいいぷり。
本当はオープンぐらいに入って、GW中に町田nutty'sで行われるOVER ARM THROWとSPREADのツーマンのチケットを(物販で少量出すとのことだったので)買おうとすら思ってたのに、19時過ぎに着いたのでまぁそれも叶わず。なんだこのアプリ。みれぃかわいいぷり。
スタートから30分以上過ぎているということは、1バンド目(THE INFECTED)も丸々見逃したということで……サプリ。みれぃかわいいぷり。

そんなわけで2バンドめから、バンドはBURL。
BURLは、RAZORS EDGEのタカさんがギターボーカルを務めるバンド。激渋の侠気溢れる感じのメロディックパンクロック。洋楽でいえばRANCIDとかあのへんの雰囲気を感じた。これがめちゃくちゃかっこよかった。
活動は関西主体ぽいのでなかなか見れなさそうだけど、また見たいなぁ。

3番目はTROPICAL GORILLA
自分が高校の時から好きだったバンドの1つ。今更にライブに見に来る自分もアレだけども、あの走り出したくなるような、でも性急過ぎてつんのめってしまうようなスピード感と勢いの良さはライブでも全く衰えることがなくて、いやはや興奮した。
RAZORS EDGEみたいなことしたいんだっつって、CimさんがMxTxRxさんにベースを渡してフロアに降りてサークルに参加したりしてて面白かった。

4番目はDUCK MISSILE。
ここらへんでPOTSHOTやらSHACHIやらFULLSCRATCHやらSTORMやらの人が周りにいることに気づく。思えば、今日のバンドは昔からやってるバンドだったり、復活したバンドだったり、もしくは昔からやってる人の新しいバンドだったり、昔からこういう音楽が好きな人にとっては集まりやすいイベントという感じでもある。
DUCK MISSILEも復活バンドだけど、切れ味というか、尖り具合はそのまんまでスカパンク! という感じでかっこよかった。

で、トリのSPREAD。
もう圧巻の一言。
去年SPREADのライブは4回見ていて、その中では去年の年末の下北CAVE BEでの魂疾走が最高だったんだけど、それにも勝るとも劣らない熱さ・勢いで最高だった。SPREADのライブは何度見ても飽きないし、何度も見たいと思わせてくれる。
気づくと、割と長丁場だったからかフロアではベロベロに酔っ払った人がチラホラ。「これこそハードコアだよ〜」「やっぱりハードコアはこうだよ〜」とクダ巻いてる感じで野次(?)が聞こえてきて、しまいには「かっこよすぎて小便チビっちゃったよ〜」とまで聞こえてきて………………えっ、さっき曲中に酒らしき液体がかかったんだけど、尿じゃないよね……?
この日やった曲では『BIG HOPE』が最高だった。音源ではアコースティックな感じなんだけど、ライブバージョンはエレキ・バンド形式にアレンジしていて、これが凄くいい感じに仕上がってて……ライブバージョンの音源も欲しいレベル。ライブではいつもやる、という曲ではないので(この日も確かアンコールだった)、これがくると凄く得した気分になるw
で、最後は幕が降りてフロアの照明が普通について、暗にライブハウスにもう終わりですと言われている状態になっても、ファンは幕を押し上げながらのワンモアコールw この日は大変盛り上がったからかトリプルアンコまでいったw 本当に最高でした。

SPREADのライブを見ると、自分の中でSPREADは特別なバンドの1つなんだということを毎回のように再認識させられる。
初めて『UNKNOWN PLACE』を聴いてから、高知のB.B.CAFEでGOOFY'S HOLIDAYとCLOCK SYSTEMとのスリーマンで見てから……もう十数年の時間が経ってるわけだけど、あん時に感じた興奮や感動は今のライブを見た時のそれと比べても全く遜色ないように感じる……というか寧ろ今の方がいいと断言してもいい。
SPREADも結成から今年で20年。SPREAD自体、メンバー変わったり色々あったでしょうけど……20年ですよ。昔から見てる方もオッサン・オバサンになってるし色々あったでしょうけど、それでも今もSPREADのライブをこうやって見れて最高だと感じられるというのは、幸せと言う他ない。
だって、バンドがいい状態で長く続いているというのは、やってる本人たちが何より幸せなんだと思うけど、ファンにとってもこの上なく幸せなんだということ。これ、こう書くとそんなん当たり前だと思われるだろうけど、実はなかなか感じられないと思うんだよね。
なんにせよ、SPREADを好きになってよかったと、SPREADがいい状態で活動してくれていることに感謝、本気でそう思えるライブでした。